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「古典は古い本」ではなく現代に生きていることを知る読書会44
2017年12月2日(土) 20:00 - 22:00
東京都
Anywhere you want
彼にとって、織ること、紡ぐこと、掘ること、等々としては何の意味もなく、ただ食卓についたり飲み屋の椅子に腰掛けたりベッドに横たわったりすることを可能とする稼ぎ口としてのみ意味を持つ。
価格とは何か。賃金とは何か。
そういった資本主義において特段考えることもなく使う言葉について改めて考えられた会となりました。
マルクスを読むことでその偉大さを引き継ぎつつ、問題点もまた考えられいい会となりました。
”しかし、機械によって解雇された一人の男性に代わって、工場はおそらく三人の子供と一人の女性をやとうだろう!だが、この一人の男性の賃金はかつては三人の子供と一人の女性を養うのに十分ではなかったのか?だとすると、ブルジョアが好んで用いる先の決まりは文句は何を意味するのか?それは、一つの労働者家族分の賃金を得るためには、今では以前の四倍も多くの労働者の生命が使用されなければならないということ以外の何物でもない。
”
カール・マルクス『賃労働と資本』