レポート詳細

人をあやつる!?ダークサイドから繰り出すリーダーシップ
2018年4月13日(金) 19:30~21:30
京都府
京都市綾堀川町293-1日新システムズ 8階 Cocona
まずは、本を読む目的を明確にするために「現状とありたい姿のギャップ」シートに記入いただきます。職場の人間関係、リーダーシップなど、課題・悩みは人それぞれ。それを書き出すことでいま何に悩んでいるのか、どんな変化を起こしたいと思っているのかを見える化していきます。
目的がはっきりしたところで、16冊の中から1冊の本をチョイス。表紙や題名だけ見てフィーリングで選ぶ方、前から読みたかったという本を狙って選ぶ方、いろいろです。
パラパラと本をめくって、目次や中身を少し読んでみて、どんな本か感じをつかんでもらいます。そして1分間プレゼン。まだ読んでない本を前から読んだことがあるかのように、どんな内容の本なのかをグループ内で発表してもらいます。その発表を受けて、著者に対する質問をみんなで付箋に書きだしてその人にプレゼント。これを5人分、ぐるぐると繰り返します。
たくさん質問が出たので、その中から自分にとって重要そうな質問を4個選び出します。
そしていよいよ読書の時間。読書といっても先頭から1ページずつ読んでいくのではなく、質問の答えを探しにいく読書です。しかも時間は8分しか取りません。(実際は2分延長しました)
初参加の方も慣れないながらも手早くページをめくっていき、どんどん質問の答えを見つけていきます。だいたい4個の答えが見つかった時点でいったん手をとめて、つぎに、もう1冊、違う本を選んでもらいます。
さて、つぎはどんな内容かわからない本。先に読んだ本と関連のなさそうな本を選んだ方もいました。それでも、特に気になる質問の答えをその本から5分間で探し出してもらいます。みなさんテンポがつかめてきたようで、たった5分でも答えが見つけられました。
さあ、ここからがリードフォーアクション読書会の醍醐味。共有と対話の時間です。4つの質問に対する答えを、つまり5人10冊分の本のエッセンスをみんなで共有していきます。共有している中で、「あ、その答えこっちの本にも書いてた」「なんかつながってるね」という声がちらほら。
休憩を挟んだあとの対話でも、「ダークサイドスキルって結局正攻法のリーダーシップにつながる」「光と影の関係だから表裏一体なんだ」「でもやっぱりダークなスキルもほしい」などなど。それぞれが得た答えや、すでにもっている知識・経験を融合させながら、いろいろな話に広がっていきました。
いろんなアイデアが湧き出たところで読書会も終了。本来は、自分の目標に向かってのアクションプランも考えてもらうのですが、時間切れ。それはそれぞれおうちに帰ってから考えてもらうことにしました。
あっという間の2時間。疲れたけどみんなで読む読書ってほんとに楽しい。みんなが笑顔になる読書会でした。

奥田 拓也
オクダ タクヤ
Profile
・工学修士(生産科学)
・Goldratt Master Executive Certificate for Holistic Management
・TOC for Education Learning Connection Facilitator
・ビジネスモデルイノベーション協会ジュニアコンサルタント
・レゾナンスリーディング マスター講座修了
ちゃんと考える大人になるための思考ツール「教育のためのTOC (TOCfE)」の3つのツール (ブランチ・クラウド・アンビシャスターゲットツリー)を使ったワークショップや関連書籍の読書会をやっています。
論理的に物事を考えるコツや、対立を解消する方法、大きな夢を実現するための計画の作り方を、簡単な事例を使って教えています。
その他、仕事のスピードアップ、リーダーシップ、全体最適経営など、ビジネスに関する読書会も開催しています。
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意外なところから問題解決のヒントが得られることがあります。一緒に探求していきましょう。