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レポート詳細

「古典は古い本」ではなく現代に生きていることを知る読書会63

2018年6月24日(日) 10:00 - 12:00

大阪府

530-0013 大阪府 大阪市北区 茶屋町19-19 アプローズタワー 1Fスターバックスコーヒー ちゃやまちアプローズタワー店

もっとも私たちは、最高の善意が政治において功を奏するものではないことを承知している。なぜなら今日のいかなる善意も、明日の善意を決して保証するものではないからである。もしこれらの諸要素に内在するロジックから進み出て、今私たちが知っている諸条件以外の何物もこの世界の現在や未来のコースを決定することはないと仮定するならば、より良い方向への決定的変化はただ何らかの奇跡によってしか起こりえないだろう。

『政治の約束』を使って読書会を行いました。

アーレントを読んでいくと、現代社会の体制翼賛的な自称愛国者が増加していることや自己啓発書やビジネス書に行動規範を求めることなどなどが一本の糸でつながるような感じがします。


”現代心理学は砂漠の心理学である。私たちから判断能力・・・が失われた時、私たちは、もし砂漠の生活という状況下で生きて行けないとしたら、それは私たち自身に何か問題があるからなのではないかと考え始める。心理学は私たちを「救済」しようとするのだろうが、それは心理学が、私たちがそうした情況に「順応」する手助けをして、私たちの唯一の希望を、つまり砂漠に生きてはいるが砂漠の民ではない私たちが砂漠を人間的な世界に変えることができるという希望を、奪い去ってしまうということを意味しているのだ。心理学は全てをあべこべにしてしまう。私たちは未だに人間であり、未だに損なわれていないのである。危険なのは砂漠の本当の住人になることであり、その中で居心地よく感じることである。

ハンナ・アーレント『政治の約束』


ファシリテーター

北畑 淳也

キタハタ ジュンヤ

Profile

思想家。27歳。
22歳で濫読に目覚め、600冊を2年で多読した結果「読んだ冊数を競うような読書に意味はない」という結論を出す。
現在は「*良書に特化して読書をすべき」という思想的立場をとり、自身でも読書会を開催しながら良書を気軽に読む方法を開発中。
著書に『世界の思想書50冊から身近な疑問を解決する方法を探してみた』(フォレスト出版)あり。


*良書とは?
”彼らの作品の特徴を、とやかく論ずる必要はない。良書とだけいえば、誰にでも通ずる作品である。このような作品だけが、真に我々を育て、我々を啓発する。”
ショーペンハウエル『読書について』

・スカイプでの開催の際は恐れ入りますが、「淳也 北畑」でIDを検索の上友達に追加いただけますと幸いです。

キャッチコピー

読みずらそうと感じる書籍を現代の文脈に読み替えて面白おかしく読むという読書会をやってます。

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