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レポート詳細

「古典は古い本」ではなく現代に生きていることを知る読書会82

2019年1月6日(日) 10:00 - 12:00

大阪府

530-0013 大阪府 大阪市北区 茶屋町19-19 アプローズタワー 1Fスターバックスコーヒー ちゃやまちアプローズタワー店

なぜファシズム革命がなかったかということはなかなか重大な問題であります。私もこうした短い時間でこの問題を詳しく申し上げることはできませんが、少なくとも次のことだけは確かだと思います。すなわち、ファシズムの進行過程における「下から」の要素の強さはその国における民主主義の強さによって規定される、言い換えるならば、民主主義革命を経ていないところでは、典型的なファシズムの運動のしたからなお成長もまたありえない、ということです。
本日は日本型ファシズムがいかなるものかをこちらの本で考えて行きました。

悲しいことに大戦は終わってもファシズムの原子は残っているというのが丸山眞男の指摘ですが、今日すでにそれはひかれつつあります。

そう言った中でどういう希望や行動が求められるのかを各々が考えられた会だと思いますが、私の感想は「もう手遅れ」でした。


『支配権力はこうした道徳家によって国民を欺瞞し世界を欺瞞したのみでなく、何より自己自身を欺瞞したのであった。我国で上層部に広い交際を持ったグルー元駐日大使もこうした自己欺瞞とリアリズムの欠如に驚かされた一人である。曰く、「私は百人中にたった一人の日本人ですら、日本が事実上ケロッグ条約や九カ国条約や連盟規約を破ったことを本当に信じているかどうか疑わしく思う。比較的少数の思考する人々だけが率直に事実を認めることが出来、一人の日本人は私にこういったーそうです、日本はこれらの条約をことごとく破りました。日本は公然たる戦争をやりました。満州の自衛とか民族自決とかいう議論はデタラメです。しかし日本は満州を必要とし、話は要するにそれに尽きるのです。」しかしこのような人は少数に属する。日本人の大多数は、本当に彼ら自身を騙すことについて驚くべき能力を持っている。・・・』
丸山眞男『超国家主義の論理と心理』


ファシリテーター

北畑 淳也

キタハタ ジュンヤ

Profile

思想家。27歳。
22歳で濫読に目覚め、600冊を2年で多読した結果「読んだ冊数を競うような読書に意味はない」という結論を出す。
現在は「*良書に特化して読書をすべき」という思想的立場をとり、自身でも読書会を開催しながら良書を気軽に読む方法を開発中。
著書に『世界の思想書50冊から身近な疑問を解決する方法を探してみた』(フォレスト出版)あり。


*良書とは?
”彼らの作品の特徴を、とやかく論ずる必要はない。良書とだけいえば、誰にでも通ずる作品である。このような作品だけが、真に我々を育て、我々を啓発する。”
ショーペンハウエル『読書について』

・スカイプでの開催の際は恐れ入りますが、「淳也 北畑」でIDを検索の上友達に追加いただけますと幸いです。

キャッチコピー

読みずらそうと感じる書籍を現代の文脈に読み替えて面白おかしく読むという読書会をやってます。

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