レポート詳細

「古典は古い本」ではなく現代に生きていることを知る読書会87
2019年2月24日(日) 10:00 - 12:00
大阪府
〒530-0012 大阪府大阪市北区芝田1−7−2サンマルクカフェ 阪急かっぱ横丁店
諸君、 まず 第一 に、 俺 達 は 力 を 合わせる こと だ。 俺 達 は 何 が あろ う と、 仲間 を 裏切ら ない こと だ。 これ だけさえ、 しっかり つかん で いれ ば、 彼奴等 如き を モミ つぶす は、 虫 ケラ より 容易い こと だ。――
共産主義における著名な小林多喜二の『蟹工船』を読みました。参加者からの感想として「どんなやばいことが書かれているのかと思ったら、そんなことはなかった」という言葉をたくさんいただきました。
これは別に晴れて共産主義者になったからではなく、当時の共産主義者とレッテルを貼られた人以外が逆にどれほどおかしかったかがわかるのです。
愛国心の名の下虫けらのように国民を犠牲にしていくそう言った国家を多喜二は批判していたわけですが、今の日本も非常に似たようなところがあるかもしれません。