レポート詳細

「古典は古い本」ではなく現代に生きていることを知る読書会123
2020年2月23日(日) 10:00 - 12:00
大阪府
〒530-0012 大阪府大阪市北区芝田1−7−2サンマルクカフェ 阪急かっぱ横丁店
不条理という言葉があるが、不条理とは元来こんな風に双方の立場にそれぞれ論理があって、その上で両者が相容れぬ場合をいうので有るはずだ。即ちこの世を統一する至上の原理の喪失を言うのである。しかし、俗間ともすれば不条理とは、こちらの立場が筋が通っているつもりだのに、外界のしきたりがこれと相容れぬ時、なにか不正を訴えるような気持ちでこれが使われている傾向がある。
本日は河上徹太郎の著書を扱いました。参加の方からは相当手強い本だという感想をいただきましたが、会の中で多少なりとも理解が進んだように思います。内村鑑三、岡倉天心、中原中也、、、これらの人の共通点と異なる点が見えてくると面白く読める本です。