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レポート詳細

人造言語(エスペラント)でナショナリズムを超えることはできるのか

2021年4月8日(木) 20:00~21:30(ご入室19:55~)※終了時間は若干前後します

東京都

オンライン(ZOOMにて開催)

今回(第21回)のアカデミック読書会では、「古い言語と新しいモデルはナショナリズムの文脈のおいてどのように関係しているか?」をテーマに、ベネディクト・アンダーソン著『想像の共同体』「V 古い言語、新しいモデル」を読みました。

古い言語とは何か?、新しいモデルとは何か?―対話のなかでさまざまな解釈が出てきました。

ギリシャ語、ラテン語、ヘブライ語などの聖典の言葉は古い言葉となり、代わりに俗語(土着の言葉)が新しく地位を占め、新しい国民国家のモデルの根幹となることが、対話を通して分かってきました。

対話の途中で「エスペラント(ザメンホフによって造られた人工的に作られた言語)」が話題となり、エスペラントが自然発生した言語よりもシステマティックであるにも関わらず、なぜほとんど使用されないのか、というテーマで対話が進みました。人造語であるがゆえに、歴史的・民族的背景を持たず、ナショナリズムから自由になれる可能性を秘めているのではないか、と言うことで対話が進みました。

ナショナリズム形成の基盤として、「言語」の重要性を認識する読書会となりました。
【目的】
・古い言語とはどのようなものか知りたい
・古い言語や新しいモデルについて新しい知識を得たい
・歴史に関する気づきを得たい
・ナショナリズムの概念が発生した背景を知りたい

【質疑応答】
Q 古い言語とは 
A
・ラテン、ギリシャ、ヘブライ語。雑多で卑しい言語。聖なる言語が降格したもの
・世俗的言語:賛美の対象となる。神の言語ではない。
気づき
・古い言語とは人類のはじめの言葉と思っていたが、色々な国の言葉。神のものではない。
----------------------------------
Q 古い言語とはどのようなことか
A
・古い言語とは古い聖なる言語。国ができる前の言語。

気づき
・言語の変性:聖なる言語が結びつきあって新しい言語ができたのではないか。
・領土の奪い合いの歴史によって、今の言語になったのではないか。
----------------------------------
Q 自分の中の古い部分と新しい部分をどのように調整していくか
A
・古いタイプ、新しいタイプの両方に接することでみんなが仲良くなることでナショナリズム、共同体の関係性ができる。
気づき
・キーワードとしては言語
----------------------------------
Q ナショナリズムを感情を表現すると?
A
・これまでの章:同胞愛
・ヨーロッパの東:怒り、恐怖
・オーストリアのドイツ語:支配的な階級でドイツ語が通用していたから。出版語と公用語の範囲が共通していないことから怒りや恐怖が発生。ハンガリー、チェコ。
気づき
・恐怖からナショナリズムが発生する。
------------------------------------
Q 集団によって言語が違うとしたらどのような意思疎通ができるのか
A
・出版語によって共通語が形成
・インテリが大衆を招待する
・共通語が形成されていったようなことが述べられていた
気づき
・共通語が形成されるということは共通のパラダイムが形成されることにつながる。それがナショナリズムになっていく。
-------------------------------------------

【対話内容】
・古い言語はナショナリズムにはあまり関係しない
・出版語の影響が大きい
・由緒正しいラテン語が古く思えるようになったということがナショナリズムの第一段階


Qエスペラント語が広まると世界平和につながるという議論があったが、新しい人造語ができるとナショナリズムはなくなるか。
A逆にナショナリズムが根底にあるから新しい言葉が生まれるのではないか。
・自分の国を愛するという意味のナショナリズムはある意味、虚構。国によって税金や社会保障が違うと、自由に国籍を変えるのは難しいが、そのような国に縛られるナショナリズムは虚構な気がする。もっと自由に生きていけそうな気がする。
新しい人造語ができると古いナショナリズムは消えてしまいそう。しなくてよい戦争がなくなりそう。

Q新しいモデルとは
A
・大勢の人が共通語を話すようになること
・国民という概念。身分は違っても、同じ時間、空間にいる均質なものという概念。
・古いものとの対比で表現
・古い概念との調整をどのようにするか
→古代と近代の対比。同列な関係。新しいユートピアを発見する。

Qエスペラント語がなぜ発展しなかったか?
・実用性がなかったから。
・一部の人にとって有利すぎるのではないか。
・ザメンホフ:北欧
・人造すぎて誰も使えない
・he sheを使わないようにしようとしたが不自然
・理念だけでは広まらない。システマティックな言語。
・自国の言葉だけでよかったから
・英語がすでに共通語
・出版資本としてのパイが少ない:エスペラント語
・これは広まらないだろうと思っていた

・言語が広がらない限界
→宿命を無視しすぎると難しい
・プログラミング言語
→新しい可能性。
デジタルの世界では、どの民族でも同じ意味合いを持つならば共通言語の地位
・即物的な、お金で換算できるもの
・自由になったつもりがある方向に強制されることになるのではないか
・話す言葉ではないので少し違うかも。
・西洋人のアジア化
→知識には形式知のと暗黙知は違うかもしれない
・手話:国ごとに異なるかも


【気づきと小さな一歩】
・地球全体を対象としたナショナリズムは困難であると思った。ハラリは虚構を信じることができるとあったので、虚構を信じたい。
・新しいナショナリズムのモデルが出てきたのは魅力的だったが、それに抵抗するものが出てきた
・ウィーンの世紀末分野を勉強しようと思う
・エスペラント語の存在を知ることができ、興味深かった
・言葉の歴史や成り立ちを感じてみるのも面白い
・誰でも古いところと新しいところがある。自分の中の古いところを更新したい。
・出版語が共通言語になっていく。合法的な奴隷制という言葉が気になった。

【目的】
・古い言語とはどのようなものか知りたい
・古い言語や新しいモデルについて新しい知識を得たい
・歴史に関する気づきを得たい
・ナショナリズムの概念が発生した背景を知りたい

【質疑応答】
Q 古い言語とは 
A
・ラテン、ギリシャ、ヘブライ語。雑多で卑しい言語。聖なる言語が降格したもの
・世俗的言語:賛美の対象となる。神の言語ではない。
気づき
・古い言語とは人類のはじめの言葉と思っていたが、色々な国の言葉。神のものではない。
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Q 古い言語とはどのようなことか
A
・古い言語とは古い聖なる言語。国ができる前の言語。

気づき
・言語の変性:聖なる言語が結びつきあって新しい言語ができたのではないか。
・領土の奪い合いの歴史によって、今の言語になったのではないか。
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Q 自分の中の古い部分と新しい部分をどのように調整していくか
A
・古いタイプ、新しいタイプの両方に接することでみんなが仲良くなることでナショナリズム、共同体の関係性ができる。
気づき
・キーワードとしては言語
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Q ナショナリズムを感情を表現すると?
A
・これまでの章:同胞愛
・ヨーロッパの東:怒り、恐怖
・オーストリアのドイツ語:支配的な階級でドイツ語が通用していたから。出版語と公用語の範囲が共通していないことから怒りや恐怖が発生。ハンガリー、チェコ。
気づき
・恐怖からナショナリズムが発生する。
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Q 集団によって言語が違うとしたらどのような意思疎通ができるのか
A
・出版語によって共通語が形成
・インテリが大衆を招待する
・共通語が形成されていったようなことが述べられていた
気づき
・共通語が形成されるということは共通のパラダイムが形成されることにつながる。それがナショナリズムになっていく。
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【対話内容】
・古い言語はナショナリズムにはあまり関係しない
・出版語の影響が大きい
・由緒正しいラテン語が古く思えるようになったということがナショナリズムの第一段階


Qエスペラント語が広まると世界平和につながるという議論があったが、新しい人造語ができるとナショナリズムはなくなるか。
A逆にナショナリズムが根底にあるから新しい言葉が生まれるのではないか。
・自分の国を愛するという意味のナショナリズムはある意味、虚構。国によって税金や社会保障が違うと、自由に国籍を変えるのは難しいが、そのような国に縛られるナショナリズムは虚構な気がする。もっと自由に生きていけそうな気がする。
新しい人造語ができると古いナショナリズムは消えてしまいそう。しなくてよい戦争がなくなりそう。

Q新しいモデルとは
A
・大勢の人が共通語を話すようになること
・国民という概念。身分は違っても、同じ時間、空間にいる均質なものという概念。
・古いものとの対比で表現
・古い概念との調整をどのようにするか
→古代と近代の対比。同列な関係。新しいユートピアを発見する。

Qエスペラント語がなぜ発展しなかったか?
・実用性がなかったから。
・一部の人にとって有利すぎるのではないか。
・ザメンホフ:北欧
・人造すぎて誰も使えない
・he sheを使わないようにしようとしたが不自然
・理念だけでは広まらない。システマティックな言語。
・自国の言葉だけでよかったから
・英語がすでに共通語
・出版資本としてのパイが少ない:エスペラント語
・これは広まらないだろうと思っていた

・言語が広がらない限界
→宿命を無視しすぎると難しい
・プログラミング言語
→新しい可能性。
デジタルの世界では、どの民族でも同じ意味合いを持つならば共通言語の地位
・即物的な、お金で換算できるもの
・自由になったつもりがある方向に強制されることになるのではないか
・話す言葉ではないので少し違うかも。
・西洋人のアジア化
→知識には形式知のと暗黙知は違うかもしれない
・手話:国ごとに異なるかも

【気づきと小さな一歩】
・地球全体を対象としたナショナリズムは困難であると思った。ハラリは虚構を信じることができるとあったので、虚構を信じたい。
・新しいナショナリズムのモデルが出てきたのは魅力的だったが、それに抵抗するものが出てきた
・ウィーンの世紀末分野を勉強しようと思う
・エスペラント語の存在を知ることができ、興味深かった
・言葉の歴史や成り立ちを感じてみるのも面白い
・誰でも古いところと新しいところがある。自分の中の古いところを更新したい。
・出版語が共通言語になっていく。合法的な奴隷制という言葉が気になった。


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【次回の読書会のご案内】

■開催日時・場所
・2021年4月22日(木)20:00~21:30 @ZOOM

■テーマ
・公定ナショナリズム(王朝が公認したナショナリズム)は帝国主義の時代においてどのような役割を果たしたのか?

■課題本
・ベネディクト・アンダーソン著、白石隆・白石さや訳『定本 想像の共同体 ナショナリズムの起源と流行』(社会科学の冒険II 4) 書籍工房早山

■詳細・申込み
※https://www.read4action.com/event/detail/?id=8177


ファシリテーター

中崎 倫子

ナカサキ トモコ

Profile

【学歴】
■筑波大学 第二学群 日本語・日本文化学類 卒業
■大阪大学 言語文化研究科 博士前期課程 修了

【現在の職業】
■大学図書館司書(本業)
・レファレンス業務
・ガイダンス講義(ZOOM) / 動画作成
・図書館ホームページ作成 等
■その他
・学修サポーター
・読書会ファシリテーター
・noteクリエイター

【主な実績】
■学修サポーター
▼アルマクリエイション
・知識創造クイックスタート講座:100冊読書勉強会ファシリテーター(2020年10月~2021年1月)
■読書会ファシリテーター
▼Read for Action
・アカデミック読書会:読書会ファシリテーター(2020年7月~)
■SNS
▼note
・私家版 学術関係リンク集 ※Twitterで共有→Impressions19万以上
https://note.com/rin12/n/n4d6c76046f51

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