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レポート詳細

「古典は古い本」ではなく現代に生きていることを知る読書会14

2017年3月11日(土) 20:00 - 22:00

東京都

Anywhere you want to read

確かに人は怒る。憎悪に満ちた行動をするし、他人に対して怒りを爆発させたりする。だがこの実験では違う。何かはるかに危険なものがあらわになっている。人は自分の独特な人格を、もっと大きな制度構造の中に埋め込むに連れて、自分の人間性を放棄できるし、また必ず放棄してしまう、ということだ。

スカイプで試験的な読書会2回目の開催となりました。
リアルよりは劣るかなと思いつつ始めたもののリアルの読書会よりいいところも結構あるのに驚かされます。


『服従の心理』という名著を使いました。
大きなテーマである、なぜ人はあまりに簡単に権威に従ってしまうのかというところですが、いろいろな意見が出ました。

・道徳観や慣習などの崩壊したから
・考えない方が楽だから
・他に逃げ場がないから


「分業」というものが明らかにする「責任能力の崩壊」はいたるところで見えています。
あらゆる組織が「分業化されている」ということを考えると、アインヒマン実験は単なる娯楽ではなくいける教訓なのでしょう。

”したがって服従の問題は、心理学のみにとどまるものではない。社会の様式と形態やその発展の仕方も大いに影響する。あらゆる状況に人が人間として完全に関わり、したがって完全に人間的な反応を行えた時代が、かつてはあったのかもしれない。だが分業が始まると同時に、状況は変わった。きわめて狭くきわめて専門化した仕事を行う人々に社会を分割してしまうのは、ある点を越えると仕事や人生の人間的な性質を奪ってしまう。・・・権威に服従するが、その結果として自分自身の行動から疎外されてしまう。”
ミルグラム・スタンレー『服従の心理』


次回はカールマルクスが若き日に執筆した著書で読書会です。


ファシリテーター

北畑 淳也

キタハタ ジュンヤ

Profile

思想家。27歳。
22歳で濫読に目覚め、600冊を2年で多読した結果「読んだ冊数を競うような読書に意味はない」という結論を出す。
現在は「*良書に特化して読書をすべき」という思想的立場をとり、自身でも読書会を開催しながら良書を気軽に読む方法を開発中。
8月8日にフォレスト出版社より『世界の思想書50冊から身近な疑問を解決する方法を探してみた』を発売。

*良書とは?
”彼らの作品の特徴を、とやかく論ずる必要はない。良書とだけいえば、誰にでも通ずる作品である。このような作品だけが、真に我々を育て、我々を啓発する。”
ショーペンハウエル『読書について』

・スカイプでの開催の際は恐れ入りますが、「淳也 北畑」でIDを検索の上友達に追加いただけますと幸いです。

キャッチコピー

「金儲け」には全く役に立たない本ばかり読みます。
「読書をするとは何か?」を根本的に考えられる機会を提供することを約束いたします。

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