レポート詳細

古典を血肉とする読書会
2017年4月22日(土) 10:00 - 12:00
東京都
東京都中央区銀座3-7-3 銀座オーミビルスターバックスコーヒー銀座マロニエ通り店2階
こちらの頭蓋を貫き、脳の動きを止め、脅かしてこちらの信念を捨てさせ、自分の五感から得られる証拠を信じないよう、ほぼ、納得させてしまうような何かだった。最終的に、党は、二足す二は五であると発表し、こちらもそれを信じなくてはならなくなるだろう。遅かれ早かれ、そうした主張がなされるのは避けがたい。・・・異端の中の異端とは常識にほかならない。
ヘッセ、ショーペンハウエル、小林秀雄、、、偉大なる人物は「血となり肉となるまで」優れた著書を読み込むことを勧めました。
ということで、『1984』で再度実施。
今回で読んだのは3回目ですが、読むたびに新たな気づきをくれるのが本物と改めて感じたものです。
”どれほど現実をないがしろにしようが、かれらにならそれを受け入れさせることができるのだ。かれらは自分たちがどれほどひどい理不尽なことを要求されているかを十分に理解せず、また、現実に何が起こっているかに気づくほど社会の出来事に強い関心を持ってもいないからだ。
理解力を欠いていることによって、彼らは、正気でいられる。”
ジョージ・オーウェル『1984』