レポート詳細

「古典は古い本」ではなく現代に生きていることを知る読書会20
2017年4月29日(土) 10:00 - 12:00
東京都
東京都中央区銀座3-7-3 銀座オーミビルスターバックスコーヒー銀座マロニエ通り店2階
自由には道徳が不可欠なのだ。頭が空っぽのくせに「自由、自由」と叫びたがる連中は不愉快きわまりない。思い上がりもいい加減にしろと言いたくなる。
今日は、『フランス革命の省察』を使って読書会を開催いたしました。このタイトルなので、あまり参加者がいないかと思いましたが、多くの方に集まっていただけました。
バークのこのエッセーは、300年以上たった今の我々の現状にも多くのことが適応できる「新しい本」であり、その価値は全く色あせていないと改めて感じました。
”法律や社会通念、あるいは慣習によって、一部の人々が尊重されたり、特権を与えられたりするー我がイギリスにおいて、これはれっきとした伝統である。そして伝統とは、時代を超えた固定観念によって育まれるものなのだ。このことに恐怖や憤激を覚える者は誰もいない。
”
エドマンド・バーク『フランス革命の省察』